はじめに
お子さんが突然「足が痛い!」と訴えたら、どうしますか?実は、成長期の子どもに特有の骨折があることをご存知でしょうか。それが「ソルター・ハリス骨折」です。
この記事では、ソルター・ハリス骨折について、親として知っておくべき重要な情報をわかりやすく解説します。
ソルター・ハリス骨折とは?
成長期の子どもの骨には「成長板」という特別な部分があります。この成長板で起こる骨折が、ソルター・ハリス骨折です。
なぜ子どもがなりやすいの?
- 成長板は柔らかい軟骨でできている
- 衝撃に弱い
- 成長期の子どもは活発に動く

主な原因と発生状況
よくある原因:
- スポーツでの転倒や衝突
- 遊び場での事故
- 繰り返しの運動による負担
リスクの高いスポーツ:
- サッカー
- バスケットボール
- 体操
- 陸上競技
ソルター・ハリス骨折の5つのタイプ
タイプ1:最も軽度
- 成長板のみの損傷
- 比較的予後が良好
タイプ2:最も一般的
- 成長板と骨幹端の損傷
- ギプス固定で治療可能なケースが多い
タイプ3:要注意
- 成長板と骨端部の損傷
- 関節に影響が及ぶ可能性
タイプ4:重症
- 成長板、骨幹端、骨端すべての損傷
- 手術が必要なケースが多い
タイプ5:最重症
- 成長板の圧迫損傷
- 成長への影響が大きい

見逃してはいけない症状
要注意の症状:
- 強い痛み
- 腫れ
- 動かしにくい
- 触ると痛がる
診断から治療まで
診断方法:
- 医師による問診
- レントゲン検査
- 必要に応じてMRIやCT
治療方法:
- 軽度の場合:ギプス固定
- 重度の場合:手術が必要
- どの場合も:適切な期間の安静が重要
回復期のケアとリハビリ
リハビリの段階:
- 初期:安静と固定
- 中期:可動域の回復
- 後期:筋力トレーニング
日常生活への復帰:
- 焦らず段階的に活動を再開
- 医師の指示に従う
- 痛みの様子を注意深く観察
予防のためにできること
日常的な予防策:
- 適切なウォーミングアップ
- 正しい運動フォームの習得
- 疲労時の休息
環境面での対策:
- 安全な遊び場の選択
- 適切な保護具の使用
まとめ:早期発見が大切!
ソルター・ハリス骨折は、早期発見と適切な治療で良好な回復が期待できます。お子さんが痛みを訴えたら、以下の対応を心がけましょう:
- すぐに安静にする
- 腫れや痛みの程度を確認
- 医療機関を受診
子どもの訴えに耳を傾け、少しでも気になることがあれば、躊躇せず医師に相談することが、お子さんの健やかな成長を支える第一歩となります。








